ガムピーリング

歯ぐきが黒ずむ原因

歯ぐきが黒ずむ主な原因は、メラニン色素の沈着です。主な生成要因は、喫煙、紫外線や口呼吸、食物の刺激、遺伝的な要因などさまざまです。
メラニン色素は、皮膚の表皮最下層にあるメラノサイト（色素細胞）で生成されますが、存在しているのは歯の表層のみになります。
そのため、薬剤を用いたピーリングによって元の色素に改善することができます。
また、定期的なメインテナンスと予防ケアにより、歯ぐきの色素沈着を抑えることが大切です。

ガムピーリングのメリット

• すぐに効果を実感できる

  歯ぐきの色を改善する方法としては、レーザー治療があります。効果は高いものの、複数回の施術が必要なのがデメリットです。一方で薬品を使ったガムピーリングは一回の治療で、色素沈着を改善する効果が期待できます。

• 痛みがほとんどない

  薬品を用いたガムピーリングでは、表面麻酔のみで痛みを抑えられます。ただ治療後数日間はヒリヒリとした感覚が残ることがあります。それ以降はほとんどのケースで違和感は治まるのでご安心ください。

• 比較的早めに回復させられる

  ガムピーリングは、古い上皮が新しい上皮に置き換わる現象を利用しています。そのような現象をターンオーバーと呼びます。そしてガムピーリングに含まれる成分はターンオーバーを促進するので、短期間でキレイな歯ぐきの色調を取り戻すことが可能です。

• 実績が多く安全性が高い

  ガムピーリングは豊富な臨床実績があります。そのためガムピーリングのメリット・デメリットは、ほとんど解析されており、安全面に問題はありません。

ガムピーリングの流れ

1. Step01カウンセリング

   

   患者様のご要望をお伺いした後、歯ぐきの色素沈着部位の状態を入念にチェックします。また、治療前後の状態を把握していただけるよう、口腔内写真を撮影します。

2. Step02薬剤塗布

   

   メラニン色素が沈着した部位に、専用の薬剤を丁寧に塗布していきます。

3. Step03経過観察

   

   塗布後3～5日間で、歯ぐきが一時的に白くなり、少しずつ歯ぐきの表面が剥がれ落ちます。無理に剥がすことは避けてください。

4. Step04チェック

   

   薬剤を塗布してから約2週間後を目安に来院していただきます。歯科医師が歯ぐきの状態を再度チェックし、治療効果を評価します。

ガムピーリングに
ついてのQ&A

Q

ガムピーリングは体に害があったりしませんか？

A

ガムピーリングは、健康に害を及ぼすことはありません。ただし、使用する薬剤であるフェノールやアルコール類にアレルギーがある方は、施術が難しいケースがあります。ご了承ください。

Q

ガムピーリングについての相談は費用がかかりますか？

A

当院では、ガムピーリングに関する相談を無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。

Q

ガムピーリングの治療期間はどれくらいですか？

A

一回の施術で、きれいな歯ぐきを取り戻す効果が期待できます。ただし、色素沈着が濃い部位については、追加で数回の施術が必要です。再度治療を行う際は、1回目から1週間以上間隔を空けなければなりません。

Q

妊娠中や子どもでもガムピーリングできますか？

A

妊娠中のガムピーリングは問題ないとされています。ただデータが不十分なので、当院では出産後の施術をおすすめしています。子供へのガムピーリングについては、個別のケースに応じて判断が必要です。一度ご相談ください。

Q

ガムピーリングに痛みはありますか？

A

ガムピーリングの際の痛みは、個人によって異なります。基本的には表面麻酔を行うので問題ありません。また施術後に、ヒリヒリとした感覚を感じる場合があります。一次的なものなのでご安心ください。

ガムピーリングの料金

ガムピーリングができない方

以下に当てはまる方はガムピーリングの治療を受けていただくことができませんので、ご注意ください。

• フェノール・アルコール類にアレルギーがある方
• 歯肉炎や歯周病などにより歯肉に炎症のある方